店主日誌

「カートリッジ会第8回」

2016年03月30日


 

恒例の会も第8回を迎えました。

まあ、毎回結局同じようなことをやって楽しんでいるのですが、今回はほんのちょっと趣向を変えて、先輩メンバーが自宅から「発掘」してきた古いレコードを、新進気鋭メンバーがかつての名カートリッジのコレクションをごっそり持参。
別に始めからそう企画したわけではないのですが、いつもとは役割が逆のパターンです。

写真に写っているレコードはウェストミンスター盤ですが、米本国盤ではありません。国内の日本ウェストミンスター盤です。
'50年代末~'60年代初頭の盤と思われ、本国オリジナル盤と見まごうばかり、ジャケットの厚紙やレコードのレーベルなど、最初はてっきり米国盤かと思いました(録音は'50年前後)。
当時米ウェストミンスターや仏エラートなどは日本コロムビアの関連会社、日本ウェストミンスターが発売していました。その頃の日本コロムビアは米コロンビアとの専属契約を行っていたからです。
従ってこの盤もプレスは日本コロムビアということになります。

これはやはり当時のモノラル専用針で聴こうということで、NEAT VC-3 で聴くと、ワルター・バリリのヴァイオリンの音色が生々しく響き、当時の音が「解凍」されて当時そのままに聴こえてくるように感じられました。
これこそレコード再生の醍醐味ですね。


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