店主日誌

Horror Week 恐怖週間!?

2015年08月13日

 


今週1週間は家内と子供が外出していて一人で過ごしています。

そんなのは何年振り、いや十数年振り?なので、久し振りにかつて独身時代、真夏の夜の暑さ払いに行なっていた「深夜のホラー&スプラッター映画祭」の開催を決定!

毎晩必ず1本の上映を心掛け、映画の究極表現の可能性を考察する、ではなくて、単に好きだから。一人の時でないと観られませんし。
というわけで、久し振りにTSUTAYA さんのホラー・コーナーへ。何かこのコーナーで一生懸命探しているとちょっと気恥ずかしい感も。主だったものは数十年の間にほぼ観てしまったし、新しいのはまず失敗するので余程厳選しないと後で約2時間の無駄になります。
それでも何とか今日まで新旧取り混ぜて毎晩5本ちゃんと連続上映しています。今夜の分も先ほどちゃんと借りてきました(有名ホラー作家の作品なのでまず失敗はないでしょう)。

何を観たかって? それを言うと人格を疑われそうですので内緒にしておきましょう(上の写真はそのうちの1本のポスター。これは正統派)。
一応は未見の中から観る価値のありそうなタイトルを厳選しているつもりで、これまでの5本中で完全な失敗と認めざるを得ないものは1本だけと、このジャンルではかなりの高打率です。

ところで、新旧取り混ぜてと申しましたが、「旧」というのは大体'60年代後半中心に'70年代あたり、「新」は今世紀に入ってから最新作までといえますが、ふと気がついたのが、音楽と同じ、つまりアナログ・レコードとCDの関係にとてもよく似ているのです。

旧は光学フィルム撮影、新はデジタル・ビデオ撮影で、高解像度できれいな後者は鮮明な画面なのですが、それだけにすべて見えてしまって、ホラーに必須の想像力を掻き立てられないのです。
それに対してフィルム画像は陰影に富み、曖昧模糊としたところがいかにもホラー・フィルムらしく、加えてデジタル撮影のようにCGで簡単にすごい場面を作ることが出来ない代わりに、ストーリーや撮影の仕方を工夫して恐怖を演出しているのが分かります。
これがアナログ・レコード好きの店主には好ましく、残り2本はやはり旧作からのチョイスとなりそうです。

えっ?そんな暇があったらブルックナー連続演奏会でもやれって? ごもっとも!


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