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東京インターナショナルオーディオショウ2022、見聴き歩き

2022年10月30日

東京インターナショナルオーディオショウ(最近はTIAS の略称も浸透してきました)、今年も初日の金曜日に行ってきました。
今回も店主の独断で、印象に残ったものを中心にご報告させて頂きます。
 
 

Alare Remiga2

上のほう6階からスタートして、まずはアイレックス(Eilex)のブースから。
今年から輸入が開始されたイタリアのハイエンド・スピーカーメーカー Alare アラーレの大型フロアスタンディング・スピーカー Remiga2 を目玉として初展示。アラーレは、既にアイレックスが輸入しているアンプメーカー AUDIA オーディアのスピーカー・ブランドとして発足しました。
ドライヴするのが大型のモノラルアンプ AUDIA Strumento n8 ということもあるのでしょう、アナログレコードの再生は実に張りがあって、これでもかと音が飛んできます。とにかく積極的に前に出てくる鳴り方で、最近のハイエンドスピーカーとしては実在感が際立ち、作り手の意思を感じます。


Audiospecials Phonplab 1.5、右の赤いのはLuna SUT MCトランス

もうひとつ新規取り扱いブランドとしてドイツ Audiospecials オーディオスペシャルズのフォノステージアンプ Phonolab 1.5 がデモされていました。ここはフォノイコのみに特化したメーカーで、可変EQではないのですが、独自の周波数コントロール機能の搭載がユニーク。コンパクトなサイズも好印象です。



AVALON ISIS Signature

お隣りは大きな太陽インターナショナルのブース。
例年通りのアレンジで、メインのスピーカーも例年通りAVALON。
かつてISIS というフラグシップ級モデルがありましたが、この名を引き継いだ新しいスピーカー、ISIS Signature が鳴らされていました。見た目はISIS そのままですが、エンクロージュアの素材を一新、MDF ではなくSIC と呼ぶ複合素材構成となりました。
駆動するのはNAGRA のタワー型モノラルアンプ HD AMP。いつもながらゆったりリラックスして聴くことの出来るバランス,音場感は流石。ただその対価はメルセデスの最上級、Sクラス・ロングと同等、何とも贅沢なモデルです…。
現実的なところでは、価格別にラインナップの揃うPrecision Monitor シリーズがお勧め。
 
 
 

TRIODE Evolution 300

1階下って5階ではまずTRIODE お馴染みトライオード。
目玉は何といっても創業30周年記念モデルのEvolution 300
贅沢にもWestern Electric のWE300B を搭載したA級シングル機で、100 台の限定生産。すぐにでもご注文を!

SPENDOR Classic 200Ti SPENDOR A4

トライオードが輸入する英SPENDOR スペンドールにも久々に大きな動きがありました。
かつてスリムなトールボーイ型のAシリーズが輸入されていて、私どもでも試聴スピーカーとして愛用していましたが、今回、リニューアルとなったAシリーズが再上陸。価格帯も幅広く揃うので多くの方にお薦めが出来る製品群となります。
もうひとつ、Classic シリーズの上位2機種のバッフルをチタンとした意欲的な特別仕様モデルが発表されました(Classic 200Ti,100Ti)。


rose RA180

新規取り扱い予定のブランドとして参考展示されていたのは、韓国のエレクトロニクス・メーカー ROSE のインテグレーテッドアンプ RA180。どこかで見たような部分もありますが、キャッチーなフロントパネル・デザインが目を惹きます。
 
 
 

SOULNOTE M-3

お隣、SOULNOTE ソウルノートも楽しみにしていたのですが、混雑のため入場制限、整理券での予約が必要とのことで断念。設計者の加藤節が聞けなかったのはちょっと残念でしたが、でもよく分かっていますので、ここでは話題のモノラル・パワーアンプM3 の製品写真を。
 
 
 

ortofon AS-212R,AS-309R

オルトフォンのブースでは、開発中との話を聞いていた新トーンアームが完成形で展示。艶消しシルバーとブラックの対比がなかなか魅力的。
年内に発売予定で40万円台となる模様。
 
 
 

Phasemation MA-5000

フェーズメーションのブースでは、昨年試作機としてデモしていたフラグシップ真空管モノラル・パワーアンプ MA-5000 をほぼ量産形でデモ。211 真空管をパラシングルで鳴らすモデルです。


Phasemation CS-1200,900

アクセサリーでは新しいヘッドシェルが2種類登場。
従来のジュラルミン製CS-1000 の後継、CS-1200 とアルミ製のCS-900 で、後者は3色のカラー展開でも楽しめます(ブラック,ブルー,ゴールド)。
 
 
 

EMT 928


EMT JPA66 MkⅢ

エレクトリでは、EMT からアナログ関連の参考展示が2点。どちらも価格未定ですが、アナログ・プレーヤー 928 とプリアンプ機能付きフォノイコ JPA66 MkⅢ。後者は少し前に完了となったJPA66 MkⅡの後継機でしょう。
 
 
 

DYNAUDIO Contour 60i

ディナウディオではコンター・シリーズのトップモデル、Contour 60i が登場。アナログ・レコードで、変わらぬ上質なディナウディオ・サウンドの神髄を聴かせました。
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