このところ話題のMCカートリッジのバランス伝送を最近提唱したのがPhasemation フェーズメーションでした。
MCカートリッジは磁束の中を動くコイルが発電し、プラス側,マイナス側ともに非接地(アースに落ちていない)で振幅します。すなわちバランス型の発電なわけです。
以前から一部のオーディオファイルに原理としては知られていたものの、それを実践しようとしても肝心のフォノイコや昇圧トランス,フォノケーブルなどで対応しているものが無く、従来通りアンバランス伝送せざるを得なかった実情がありました。
これに初めて真っ向から取り組み、まずフォノステージ・アンプの最上機EA-1000 にバランス入力(XLR端子)を装備、それを活かすためにバランス伝送対応のフォノケーブル(トーンアーム・ケーブル)が開発されました。
このCC-1000D はDの文字が付くように、プレーヤー側が5pinのDIN端子仕様。
オリジナルの2芯シールドケーブルを開発し、信号ケーブルは、0.32φ無酸素導線の7本撚りで、微弱なカートリッジ からの信号をほとんど損なうことなくフォノステージ・アンプに伝送します。
また、DIN端子にはロジウムメッキを施しました
もうひとつ、扱い慣れた人が企画しているのだなあ、と感心するのが「断線防止ワイヤー」。
DIN端子は非常に狭いなかに並んだ端子に極細のワイヤーを接続しますので、脱着の際、ケーブル部分を持って引き抜いたりすると接触不良や断線を引き起こすことがあります。
これを防ぐためにDIN端子にリング状にしてハンドルの役目をするワイヤーを着けました。これにより、たとえ端子接続部分が狭くなっていて手が入らなくても、このワイヤーを持って引っ張れば安全に外すことが出来るわけです。
さすがはアナログ・オーディオのスペシャリスト達の製品です。
店主おススメ。
長さ: 1.2m