販売価格は、どうぞご相談下さい。
満を持して発売されたAurorasound オーロラサウンド初の真空管パワーアンプです。
長期間のリサーチ,試作を重ねて煮詰めただけに、いつもながら同社ならではのアイデアが盛り込まれたものとなっています。
ひとつひとつ見ていきましょう。

- 入力段はディスクリート・トランジスタによる構成
半導体使いの名手でもある唐木氏ならではの構成で、入力段をディスクリートのトランジスタで組むことで、まず入り口ではSN,周波数特性,ひずみ率に優れたピュアな信号増幅を行い、メインの真空管出力段へ送り込みます。
- 名球EL34 三極間接続パラレルプッシュプル構成の出力段
ヨーロッパ生まれの名球EL34 (6CA7)の優れたリニアリティを生かす三極管接続を採用し、パラレルプッシュプルで出力段を構成。
- 初段と出力段をトランス結合
半導体の初段と真空管出力段とをトランスを介して結合。トランスのコアには、日立金属(株)が開発した優れた磁性材料ファインメットを使用しました。
電源も各段専用に用意し、初段と出力段との間の干渉を効果的に排除しています。
また、オーバーオールでの無帰還とした音楽性重視の設計です。
- 出力トランスと電源チョークコイルはスウェーデン・ルンダール社製を採用
- 複合素材による強固なシャーシ構造
本体シャーシは、トップパネルに8mm 厚のアルミ板、その下に木製筐体、そしてそれを接地する脚に真鍮製のインシュレーター・フットを組み合わせた構造。
- 出力管に復刻版TELEUNKEN EL34 を採用
スロヴァキアの工場で生産された真空管をテレフンケン・アコースティック社(米国)が特別に選別テストして往年のテレフンケンの名に恥じないものとして刻印をつけたもので、トランスコンダクタンスgm,ゲイン,ノイズやマイクロフォニックノイズなど各項目にわたり測定し、バーンイン(連続動作試験)を経て動作安定性や耐久性を確保しています。
現在量産中の各種EL34 を評価した結果の選択です。

- 出力管は最新球KT150 にも差し替え可能
出力真空管は無調整でヴィンテージ管に差し替え可能、また最新球KT150 ともそのまま互換性があります。
その場合はL/RにKT150 を各2本使う三極管接合プッシュプル構成になります。
