
英国EAR からいよいよ新しいCDプレーヤーが発売となりました。
前作Acute 3 から満を持して、あらゆる部分をアップデートしての登場です。
スリムな外観とEARとひと目で分かるクロームメッキ・パネルを受け継いではいますが、その外観デザインは遥かに洗練されて、プロ機を中心とするEARとしては明らかに一皮むけたスマートさです。

デジタル機器であってもAcute Classic には当然のように真空管が使われています(ECC88)。アナログ増幅部があるのですから、EARにとっては当たり前なのですが。
基本回路は同社の最新DACを踏襲し、さらにリファインしています。
真空管は水平に横置きにすることで、スリムな外観を実現しています。

もうひとつ、パラヴィチーニが設計するうえで欠くことの出来ないのが出力トランス。ケンブリッジで厳格な基準のもとハンドメイドされています。
このトランスが、絶妙な設計により回路,真空管と三位一体となって、CDであってもいつものEARの音が聴こえるのです。

DACにはWolfson社製WM8741 を採用、スペシャル・サーキットと、ここでも信号トランスが使われて、どこまでもEARのオリジナリティの活きたCDプレーヤーとなっています。
フロントパネルにはヴォリュームノブがアクセントを加えていますが、これを利用してパワーアンプに直結という荒業も可能。これはちょうど同社のフォノイコと同じですね。
フロントパネルの仕上げは、標準のクロームシルバーとアルミブラック・ヘアラインからお選び頂けます。