価格は、どうぞご相談下さい。

ほぼ半世紀の歴史をもつ英国のSPENDOR スペンドールは、積み重ねてきた英国の正統を守りながら、一方で絶え間ない技術開発に余念がなく、着実なアップデートを重ねながらも今なお良きブリティッシュ・サウンドを聴かせてくれる得難い専業メーカーです。
現在でも全製品を英国の自社工場内で製造、スピーカーユニットも自社設計のオリジナルです。

クラシック・シリーズはＢＢＣモニターに端を発する伝統的英国スタイルの製品群。
むやみにキャビネットの壁面を厚くせず、長い経験と絶妙なバランス感覚でユニットとともに「鳴らす」ことで、音楽を実に巧みに聴かせる技を心得たスピーカー・システムです。

この程、つい昨年発表された最上級機 Classic 200（旧SP200）を除くこのシリーズすべてのモデルが一新されました。
なかでもこのClassic 1/2（旧SP1/2R2）はユニット構成と配置まで変更を受けて、最も大きな進化を遂げました。
初代BC-1 からSP-1 を経て引き継がれてきたソフトドーム・ドライバーによる３ウェイ構成から、上級機のユニット構成、すなわちミッドレンジにコーン・ドライバーユニットを採用した３ウェイ構成へと変更、現代のブリティッシュ・サウンドをさらに確固たるものとしました。

トゥイーターのみ先代機を受け継いでいますが、それ以外、ミッドレンジとウーファー・ドライバーは新規開発され、ダイアフラムも新しいポリマー素材に進化、ネットワークも一から見直しがなされています。

エンクロージュアは幅と高さがほぼ変わらないので正面から見ると大きな変化が見られませんが、奥行きが75mm も深くなり、低域の伸長にも一役買っています。
またグリルネットは今まではバッフルに設けられたクリップ受けにクリップを挿し込む通常の方式でしたが、マグネット装着としたため、ネットを外して使う際にバッフル面がすっきりとしました。