ROKSAN ロクサンは1985年にトゥラージ・モグハダム,トゥーハン・ハーシェミ,ジョン・ロクランにより創設、開発・設計担当のモグハダム氏の独創的なアナログ・プレーヤー XERXES ザクシーズはすぐさま評判となり、ブランドの飛躍に大きく貢献しました。3年後にはエレクトロニクス・ラインであるCaspian カスピアン・シリーズをリリース、これは現在でも同社の代表的製品群のひとつです。
最近2016年となって、創立以来ロクサンを率いてきたハーシェミ氏が勇退することになり、彼は伝統を重んじる純イギリス資本の会社への統合を望み、かねてからROKSAN 製品を高く評価していたMonitor Audio がその想いに応えました。新生ROKSAN の誕生です。
2017年にはROKSAN 社のR&D部門や生産部門の全てをMonitor Audio の本社があるイギリスのレイリーに移動し、新たな生産体制を整えました。全社員がそのまま移籍しており、製品開発、生産などは全て従来通りのスタッフが担当するとのことです。
一方、新体制の下で新しい風も送り込まれ、一段と厳しい品質管理の元、徹底した見直しも実施されました。
同社を代表するプレーヤー、XERXES ザクシーズの新型を発表するにあたっては散々検討を重ねたことでしょう。なにしろ、新生ロクサンの将来がこの新しいザクシーズによって判断されると言っても過言ではないのですから。
受け継ぐべきところを継承し、新しくすべきところは刷新して生まれた新ザクシーズ、あなたはどう評価しますか?
- 三層プリンツ(ボード)構造によって、モーターの振動を一切プラッターに伝えない設計。それを支えるのはスプリングを用いない独自のアイソレーション・システム。
- XERXES 20 XPS8 は、独立電源ユニットXPS8 との標準セット。
- 強化スチールスピンドル(加工精度5ミクロン以下)と、超硬タングステンカーバイド・ボールベアリング、加工精度2ミクロンを実現した2ピース強化りん青銅製ハウジングによるスピンドルベアリング。
- ドライヴベルトのテンションにより回転軸がセンタリングされる独自のセルフセンタリング機能。
- ザクシーズ伝統の、スピンドルキャップを採用。レコードと軸の接触を排除する独自のデザイン。
カラーは、グロス・ブラック,グロス・ホワイト,グロス・ローズウッドの中からお選び下さい。