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ホーム | アナログ・プレーヤー用品 > レコード・スタビライザ―(クランプ)FIDELIX フィデリックス/Pure Flat 外周スタビライザー
商品詳細

FIDELIX フィデリックス/Pure Flat 外周スタビライザー[Pure Flat]

販売価格: 46,000円(税別)
数量:

FIDELIX フィデリックスの中川さんが外周スタビライザーを作ってくれました。その名も PURE FLAT。しかもかなり手のかかった加工をしながら実にリーズナブルな価格を実現。

反りを無くせばカートリッジの動作が安定し、本来の能力を発揮し易くなると同時に、スピーカー振動板の揺れをも抑えることが出来ます。
またプラッター外周部分に重量が付加されることで慣性モーメントが増大するので、フォノモーターの回転性能向上にも繋がります。

ただ問題もあり、レコード外周の縁に載せるので、スタビライザーの厚みがあると盤の外周に針を載せた際にカートリッジの腹が擦ってしまう恐れがあります。
そのためPURE FLAT はレコードの縁を押さえる部分の厚さを極力薄くすることに努め、0.5mm にしたうえで、さらにテーパーを加えたので、実質0.4mm 程となっています。実際にそのエッジ部分に触れると刃物のようです(もちろんそこまでは鋭くはなく、ケガの恐れはありませんのでご安心を)。

また、内周の直径の決定にも苦心しました。
レコードの直径というのは一応規格はあるものの、国によっても若干異なり、メーカーも必ずしもそれを厳守しているわけではありません。
国内のJIS 規格では301mm±0.2mm となっていますが、中川さんが様々な盤を試したところ、300.5mm から301.5mm に98% 位は収まっているようでした。
しかし最大の日本盤は302.0mm のものがあり、外国盤には302.4mm のものもありました。PURE FLAT ではガタを減らすべく302.0mm に制限していますので、ほとんどの盤は問題は無く、ごく稀に嵌り切らない盤もあるということです。ほんの一部の嵌らない盤には使わなければよいわけで、実用上問題ありません。

一方、PURE FLAT の内径は298.5mm ですが、これまでにたった1枚だけ、逆に盤の直径が小さ過ぎてくぐり抜ける盤が報告されています。これも海外盤で、かなり特殊な例といえるでしょう。

最大外径と外周の厚みについては、市場に多く出回っているプレーヤーとしてTechnics 1200 シリーズには対応するよう341mm にしました(ダストカバーは外す)。またDENON DP-3000 の類似タイプも考慮してあります。
外周の厚みは10mm なのでプレーヤーによっては底が触る場合もありますが、ターンテーブルシートを厚いものに交換すれば使える可能性は上がります。LUXMAN のPD-171 では、そのまま使える場合と、モーターカバーが僅かに触る場合があるようです。いずれもモーターカバーを取り外せば問題なく使えます。
つまりプレーヤーによっては若干工夫が必要になる場合もあるということです。

材質は、同社のトーンアーム 0 SideForce で優れた音響特性を示したSU304 ステンレス材を使いました。これは非磁性なのでカートリッジに悪影響を及ぼしません。
レコードに被せれば、レコード自身がガイドとなってほぼセンターが出る構造になっていますので、とても使い易く、そのためセンター出し用のガイドは付属しません。

センターへの置き方は、両手で持ってレコードに被せ、左右に振って中間位置に置きます。次に90 度回転させて同様に左右に振って中間位置に置くことで、ほぼセンターになるので、これが基本です。
回転させて偏芯が見えても、ターンテーブルが水平だと重心は上下しないので回転ムラは生じませんので、必要以上に中心置きに神経質となる必要はありません。

店主おススメ!

サイズ: 外周φ341mm、内周φ298.5mm、高さ10mm 重量: 1kg