
Stig Westerberg

(L)Gosta Nystroem (R)Erland von Koch
ヨースタ・ニューストレム(1890-1966)/協奏交響曲(チェロと管弦楽のための、1941)
エルランド・フォン・コック(1910-2009)/北欧狂詩曲 OP.26(1943)
エアリング・ブロンダール・ベングトソン(Vc)
スティグ・ヴェステルべリ指揮 スウェーデン放送交響楽団
ヨースタ・ニューストレム(1890-1966)はスウェーデンの作曲家。
若い頃は作曲家であるとともに画家でもありましたが、30歳ごろに音楽に専念することを決意。
ストックホルム,コペンハーゲン,パリで作曲を学びました。パリではヴァンサン・ダンディやレオニード・サバネエフに師事。
スウェーデンでは、1930年代にモダニストと見なされていましたが、現代から見れば穏健なモダニズムであり、留学時代のフランス音楽の影響を受けつつ、北欧的なロマン主義の響きを保っています。また、海がインスピレーションの大きな源となっています。
6曲の交響曲を作曲、なかでも「海の交響曲」が代表作。
エルランド・フォン・コック(1910-2009)も、ストックホルム出身のスウェーデンの作曲家。
ストックホルム音楽院で学んだ後、フランスとドイツに留学、作曲をポール・ヘファーに、指揮をクレメンス・クラウスに、ピアノをクラウディオ・アラウに師事。その後は、スウェーデンの指揮者、トール・マンのクラスで学びました。
1939年から1945年までカール・ヴォールファーツ音楽学校で教鞭を執り、最後の2年間をラジオ放送の音響技術者、合唱指揮者として過ごしました。
数多くのスウェーデン映画のために作曲し、1968年にはストックホルム音楽院の教授となります。
作品には、6つの交響曲,12のスカンディナヴィア舞曲,オペラ「ペッレ・スヴァンスロース」,5つのバレエ作品,ならびに吹奏楽曲などがあります。
彼は、シンプルであること、常にメロディを保つこと、をモットーとしていました。
ドイツ・テルデックのプレス。