"アイザック・スターン/ユーモレスク〜ヴァイオリン小品愛奏曲集"
チャイコフスキー/ただ憧れを知るもののみ(歌曲集「6つのロマンス」OP.6 から第6曲)
ブラームス/ハンガリー舞曲第5番
ガーシュウィン/ベスよ、お前はおれのもの(歌劇「ポギーとベス」から)
R=コルサコフ/熊蜂の飛行
フォスター/金髪のジェニー
クライスラー/愛の悲しみ
グリーンスリーヴス
ドヴォルザーク/ユーモレスク(8つのユーモレスク OP.101 から第7曲)
ドビュッシー・月の光(ベルガマスク組曲から第3曲)
アーサー・ベンジャミン/ジャマイカン・ルンバ(1942)
シューベルト/アヴェ・マリア(エレンの歌第3番 OP.52-6)
コープランド/ホーダウン(バレエ音楽「ロデオ」から)
アイザック・スターン(Vn)
ミルトン・カティムス指揮 コロンビア交響楽団
アーサー・ハリーによる編曲。
バックを指揮するミルトン・カティムスは、トスカニーニの振るNBC 交響楽団の首席ヴィオラ奏者で、プラードのカザルス音楽祭ではスターンと度々共演しました。後に指揮もするようになります。
こうした小品集は、スターンが楽しみにしていた録音だそうで、以下のようなコメントが載っています:
「このレコードは、われながら不思議と言ってよいくらい演奏し録音するのが楽しかった一連のセッションによって出来上がったものです。それ以前に、CBS のディレクター氏から電話で、こんなレコードを作らないか、と言われたときから、私はわが意を得たりとばかりに、もう顔がほころんでしまいました。」
「今回、SX-68 サウンドという全く新しい性能をもったカッティング・ヘッドを装備したマシーンによるCBS ソニーのカッティング技術は、オリジナル・マスターテープに収められた私の演奏を、フィンガリングや息の音までもまざまざと再現するリアルさで、本人もアッと驚くほどレコードの溝に刻み込みました。」
後に、一部新しい録音を加えて再発売もされていますが、これがオリジナル・カップリング。