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ホーム貴重ライヴCD/PREMIEREレーベル[新品CD-R, 2枚組] ORGANUM クナッパーツブッシュ&ミュンヘン・フィル, '63ライヴ/ブルックナー 交響曲第8番他
商品詳細

[新品CD-R, 2枚組] ORGANUM クナッパーツブッシュ&ミュンヘン・フィル, '63ライヴ/ブルックナー 交響曲第8番他

販売価格: 2,280円(税別)
数量:
[CD-R盤、2枚組]
 
ブルックナー/交響曲第8番 ハ短調(1892年シャルク改訂版)
R=シュトラウス/交響詩「死と変容」
OP.24 *
 
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
*シュターツカペレ・ドレスデン
 
1963.1.24、ヘルクレス・ザール(ミュンヘン)
1959.11.28、ドレスデン州立劇場
モノラル、ライヴ収録
 
2枚組。
音源はドイツ・ハンブルク在住ロシア人コレクターによる提供。2曲ともモノラルながら鮮明な音質で、おそらく放送局保管音源のコピーと思われる。大元のオリジナルは、ブルックナーはバイエルン放送、シュトラウスは旧東独DDR 放送だが、当ディスクの音源は南ドイツ放送由来らしい。放送局間の交換音源でコピーテープが送られたのだろう。2曲とも会場ノイズは極小。
 
ブルックナーは、かつてドリームライフ・レーベルからバイエルン放送提供の音源によるCDが発売されており、当ディスクの音源と元は同一ということになる。先ほど音質は鮮明と記したが、当ディスクのオリジナル音源とドリームライフCDともに、中域が張り出し歪みが感じられる音質で、解像度が高く生々しいが各楽器がブレンドせずバラバラ、フォルテが刺激的でうるさく感じた。研究者が分析的に聴く分にはよいが、雰囲気に欠け、演奏を楽しむまでには至らないという印象。放送局のエンジニアはレコード発売を前提としたような丁寧な音質調整を行うわけではないから、若干の瑕疵があるのはやむを得ないところ(ドリームライフCDはオリジナル・マスターを忠実にCD化したという点は評価できる)。ディスク化に当たっては、ヒスノイズの低減、イコライジング等による周波数バランス改善、各セクションが適切にブレンドするように若干の調整を行った。
 
一方のシュトラウスは周波数バランスも良く、特に問題なく音楽を楽しめるレベル。ディスク化に当たっては、ヒスノイズの低減以外は特に手直しを行っていない。1950年代東独の録音技術が優秀だったことを感じる。本拠地だったゼンパーオーパーが第二次世界大戦中の連合軍による空襲で焼失後、ドレスデン歌劇場を仮小屋として州立劇場で公演を続けていた時代の記録である。
 
1963年1月、クナッパーツブッシュは6日にミュンヘン・フィルとコンサート、9日と14日にミュンヘン(バイエルン)国立歌劇場でオペラ公演の後、23日と24日の2日、再びミュンヘン・フィルを指揮、当ディスクに聴くブルックナーを演奏した。プログラムは同曲1曲のみ。おそらくこの公演直後に米ウェストミンスター・レーベルに同曲を録音しており、レコーディングのリハーサルを兼ねたコンサートだったと思われる。
レコーディングと当盤の演奏は当然酷似しているが、ウェストミンスター録音はステレオとは言え、当時一部で流行した残響を排したドライな音質であるのに対して、当録音はライヴ録音ながら、自然な潤いのある音質がブルックナーにふさわしい。クナッパーツブッシュは1931年11月ミュンヘン・フィルと同曲を初めて演奏、その後同曲を29回ほど取り上げたとされるが、当演奏が同曲最後の演奏機会となった。クナッパーツブッシュは一貫してシャルク改訂版を使用したが、1939年出版のハース版、1955年出版のノヴァーク版も参照しつつ、敢えて改訂版を使用したと言われる。
クナッパーツブッシュといえばブルックナー(とワーグナー)が重要なレパートリーだが、実際に演奏会で取り上げるようになったのは意外に遅く、初のブルックナー演奏は前述の第8番(1931年)であり40歳を過ぎてから。フルトヴェングラーがデビュー・コンサート(20歳!)で第9番を取り上げたことに比べると随分遅いが、フルトヴェングラーが例外的に早いのかも知れない。クナッパーツブッシュはその後、1934年に第4番、1940年に第7番、1941年に第9番、1943年に第3番、1954年に第5番を演奏。1940年代以降急速に徐々にレパートリーを増やしていったことが分かる(第2番以前と第6番は演奏しなかったらしい)。おそらく入念にスコアを研究し、納得した上でコンサートにかけたのだろう。特に第5番の初演奏が1954年と遅いことに驚くが、わずか2年後の1956年には英デッカにレコーディングを行っており、いつでも演奏会にかけることができるように、かなり以前から準備を進めていたのかも知れない。
 
R=シュトラウスは、1959年11月末、なぜか1公演だけのためにドレスデンに客演した際の録音。
当日は、ハイドン交響曲第88番、R=シュトラウス「死と変容」、ブラームス交響曲第2番というプログラム。クナッパーツブッシュは11月14日から22日まで、ベルリン国立歌劇場で「ニーベルングの指輪」全曲を指揮しており、そのままドレスデンに移動したのだろう。当時クナッパーツブッシュは71歳前後だったが、まだまだ活発に演奏活動を行っていた。
R=シュトラウス自身は、スカートという19世紀後半ドイツで大流行したカードゲームを好み、クナッパーツブッシュも相手をしたが、シュトラウスのことを「豚のような奴だった」と罵っている。シュトラウスは、作曲の印税や演奏収入を妻のパウリーネに管理されていたため、賭けゲームで自身の小遣い稼ぎをしていたらしく、金に汚いことから、トスカニーニも「作曲家としてのシュトラウスには帽子を取るが、人としてのシュトラウスには何度も帽子を被る」と語っている。クレメンス・クラウスやベーム、セルのほか多くの支持者はいたものの、同僚や世代の近い者からの評判は今ひとつだったようだ。それでもクナッパーツブッシュは罵りながら、当演奏の後も「死と変容」を1962年と1964年の2回、最晩年まで演奏会で取り上げており、トスカニーニと同様に作品自体は評価していたようだ。
 
クナッパーツブッシュは、当ディスクの演奏のほかに、上記のように1963年米ウェストミンスターにミュンヘン・フィルとスタジオ録音したほか、1951年ベルリン・フィル,1955年バイエルン国立管,1961年ウィーン・フィルとのライヴ録音がある。
また「死と変容」を1956年英デッカにパリ音楽院管とスタジオ録音したほか、1962年ウィーン・フィル,1964年ミュンヘン・フィルとのライヴ録音がある。
 
 
※総合カタログは下記を参照下さい:
https://www.ne.jp/asahi/classical/disc/index2.html
 
*【ご注意】
当商品はCD-R盤です。CD-Rは通常の音楽CDとは記録方法が異なり、直射日光が当たる場所、高温・多湿の場所で保管すると再生出来なくなる恐れがあります。
また、CD・DVD・SACD再生兼用のユニバーサルプレーヤーや、1990年代以前製造の旧型CDプレーヤーなどでは再生出来ない場合がありますが、メーカーや機種の異なるプレーヤーでは再生出来ることもありますので、複数のプレーヤーをお持ちの場合はお試し下さい。
商品詳細
レーベル:ORGANUM
品番:110080AL
Stereo/Mono:Mono
録音:1963.1.24、ヘルクレス・ザール(ミュンヘン) 1959.11.28、ドレスデン州立劇場 ライヴ録音