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ホーム店主日誌2014年11月
2014年11月
店主日誌:4
2014年11月27日
 
 

前回、お客様お二人で自主開催(?)された「フォノカートリッジ・オフ会」、店主も大変楽しく参加させて頂きましたが、好評を受けて早くも第2回が開催されました。

今回も持ち寄った往年のカートリッジ30個余りについて、その生い立ちやヴァリエーションなどに話が及び、ちょっとした移動カートリッジ博物館といったところ。
いずれもヘッドシェルに着いていて、すぐに掛けられる状態にあり、今回はそれらのなかから、GRACE F-7H,F-8L、SPEX SD-801EXCEL、FR PMC-1、ADC TRX-2 などを聴き比べ、それぞれの魅力を堪能しました。

またAIWAが50年ほど前、独自規格で最初に作ったカセットデッキの実機をお持ち下さって「特別展示」。デッキにワンタッチで合体可能なアンプ付きスピーカー部をセットすると、今でもはっきりした音を再生してくれました。
2014年11月15日

好評のアクリル・ダストカバー2点が出来上がりました。

写真が小さくて分かり辛いですが(どちらも保護フィルムを張ってあります)、左が旧プレーヤーの再製作,右はノッティンガムのInterspace Jr.用です。
どちらも好評のガラス色です。

長年使っているプレーヤーもダストカバーを新調するととても若返って見えます。

これから長野と埼玉へ発送します。
2014年11月10日
「SUPRAPHON 黒沼ユリ子/マルティヌー ヴァイオリン・ソナタ第3番,5つのマドリガル」

我が国の誇るヴァイオリニスト、黒沼ユリ子といえば留学先のチェコでの活躍がいまだに印象深く、その後メキシコに移り住んで長らく活動していると聞いていましたが、1940年生まれの彼女もすでに74才、今年の6月のメキシコシティーで引退コンサートが開かれました。
現在は日本に帰国して、お気に入りの千葉・御宿で暮らしているそうです。

そんな話を聞いていたので引っ張り出してきたのがこのレコード。
やはりチェコのスプラフォン。チェコのピアニスト、アルフレッド・ホレチェックとの協演で、チェコの大家、マルティヌーの第3ヴァイオリン・ソナタと「5つのマドリガル」、'68年の録音です。
ソナタは30分近くの力作で、まだ30才前の彼女の若々しい気迫に圧倒されます。
マドリガルのほうは、何とあのアインシュタイン博士(彼がヴァイオリン、ピアノはカサドシュのため)のために作曲されたのだそうです。
2014年11月01日

今日はViV Laboratoryを主宰する秋元さんがいらっしゃいました。

すでに独創のトーンアーム Rigid Float は発売4年目を迎え、国内の評価はますます好調、海外では特にドイツでの評判が高いそうです。

この11月から、ある重要な部分の材質を変更した新ヴァージョンを発売予定とのことで、その試作機(といっても市販製品同等。7インチ版)をお持ち下さいました。
従来のものもそのまま継続で、新ヴァージョンは上級機の位置付けとのことです。

比較的簡易にプレーヤー脇に置いて、ひと通りの調整の後、音出しをしてみると、少し前に聴いた従来機の音がたちまち蘇りました。
ちゃんと試聴ポジションに座る前、スピーカーの真横にまだいる時に聴いた音でさえ、その冴え冴えとしたサウンドは一目(聴?)瞭然。
「従来機との差もかなり大きいです」との言葉も確かなようです。

いつもと同じくヘルシャーの弾くコルンゴールドのヴァイオリン協奏曲をかけたのですが、そのまま聴き続けていると返すことが出来なくなるので、早々に針を上げました...。

さて、どこがどう変わったのか、あなたならお分かりでは?