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ホーム店主日誌2014年12月
2014年12月
店主日誌:3
2014年12月30日
 

 

 
さて、もう明日は大晦日。皆様、今年の第9はもうお聴きになりましたか?それともこれから駆け込み?
忙しくてそれどころじゃない、という方が大半とは思いますが、店主も毎年「年末のMy第9」を選定します。

なかなか生のコンサートで聴くことが出来ないので手持ちのレコードの中から選ぶのですが、同じレコードになることも多く、結局選定したはいいものの実際には聴く暇が無かったという年も少なくありません。

さて栄えある今年の選定はというと、
「ブルーノ・ワルターの第9」(コロンビア響とのステレオ録音、日本コロムビアの全集初期盤から)
今回は選定理由が少々安易なのですが、店にまたまあったから。でも言うまでもなく天下御免の名盤です。
随分と久し振りに聴く今日のワルターのご機嫌はいかがでしょうか。
2014年12月24日
 


今日はクリスマス・イヴ、皆様忙しくてなかなかそれどころじゃないでしょうが、今晩聴くレコードとしては何といっても「くるみ割り人形」でしょう。

私も毎年この日に聴く機会をと考えているのですが、その際、だいたいいつも棚から引っ張り出してくるのがこの盤、ロシアは古都キエフ生まれのアナトール・フィストラーり指揮するパリ音楽院管弦楽団の録音です。。
もう40年近く前に購入したレコードで、今でもこの曲のマイ・ベストです。
DECCA eclipse レーベルですから再発廉価盤ですが、その舞台を彷彿とさせる生き生きとしたリズム,色彩感覚に魅了され、それ以降名人・フィストラーリのファンとなった思い出の盤でもあります。

オリジナルはモノラルのLXT2611 で、この盤ではエクリプス得意の疑似ステとなっていますが、これが結構生々しくて不満を感じさせないばかりか耳に染みついて、これでないと落ち着きません。
全曲を聴こうとしてもまず無理でしょうから、第1と第2組曲を1枚に収めてあるのもちょうど良い長さです。
本当に素敵な曲目が次から次へと続いて、有名なおとぎ話の世界へといざなってくれます。

もし見かけたら、どうぞお聴きになってみて下さい。
2014年12月12日
 
  
 
今日お越しになったお客様から有用な情報を教えて頂いたのでお知らせします。
と言っても、もう皆さんよくご存知かもしれません。

私は持っていないので知らなかったのですが、iPhone には初めから「コンパス」という機能(アプリ?)が組み込まれていて、この画面を右送り(フリック)すると「水準器」画面となります。
これをアナログ・プレーヤーの水平調整に使わない手はありません。

iPhone をプラッターの上に置くと、最初の写真(-7°とある)のように2つの白い円が重なっていて、重なった部分は黒くなっています。
結構水平が出ていれば始めから真ん中の写真のようにほぼ2つの円が重なって、黒い円に近くなっているかもしれません。
そのままプレーヤーのフット(脚)などを調整して、2つの円が完全に重なるようにすると、おめでとうございます、ひとつの円になると同時にパッと画面がグリーンに変わって水平が取れたことを知らせてくれるのです(3枚目の写真)。

iPhone にカバーをかけてある場合は外して、本体背面が計側面にピッタリ密着するようにしたほうがよいでしょう。

iPhone お持ちの方はお試しあれ。
私は未だにスマホを持っていないのでリアル・水準器を使います..。

*お試し下さったお客様より追加情報を頂きました。
計測前に、念のため最初の画面(コンパスの前)で内蔵ジャイロを補正してから行わないと正確に出ないことがあるそうです(下記画像参照)。